ランカウイ〜台湾・高雄港 約2,000マイル回航記 ラグーン 42
- Yosuke SUe
- 7月28日
- 読了時間: 3分
更新日:8月5日

ラグーン42 オーナーズバージョン
2026年7月、マレーシア・ランカウイから台湾・高雄港まで、約2,000マイルの回航を無事完了しました。
第1レグ
ランカウイ〜バタン島(ノンガサポイント・マリーナ)
7月5日〜7月9日 約430マイル
ランカウイ・ロイヤルヨットクラブを出航。
この時期のマラッカ海峡周辺は南西モンスーンの影響で向かい風となるため、この区間はほぼ機走となりました。
シンガポール海峡を抜け、インドネシア・バタン島のノンガサポイント・マリーナへ入港。ここでインドネシアへの入国手続きを行いました。
第2レグ
バタン島〜ボルネオ島・コタキナバル
7月11日〜7月16日 約800マイル
バタン島を出航すると、南風約10m/sをアビームで受け、8-9ノットで艇は快調に走ります。
南シナ海では安定した季節風に乗ることができ、ボルネオ島へ近づくにつれて風向きは追い風へと変化。
心地よいモンスーンに乗りながら順調に航海を続け、マレーシア・コタキナバルへ到着しました。
第3レグ
コタキナバル〜台湾・高雄港
7月17日〜7月21日 約1,040マイル
コタキナバルを出航後も、基本は追い風。時折無風になる場面もありましたが、全体としては穏やかなコンディションに恵まれました。
航海中には台風の接近もありましたが、進路やタイミングを調整し、影響を受ける前に台湾・高雄港へ無事到着。
今回の回航では、南西モンスーンが比較的穏やかなタイミングをうまく活用することができ、安全に約2,000マイルを走り切ることができました。
日本近海との違い
日本近海では、前線や低気圧、台風などの影響で天候が目まぐるしく変化します。
一方、東南アジアから台湾へ向かうこのルートでは、季節風が比較的安定して吹き続けるため、一度リズムを掴めば長期間同じ風を利用した航海ができます。
もちろん台風への警戒は欠かせませんが、安定したモンスーンを味方につけることで、非常に快適なロングクルージングとなりました。
約2,000マイル、17日間にわたる今回の回航も、大きなトラブルなく無事終了。
改めて自然の力と季節風のありがたさを実感した航海となりました。
今回の回航は、オーナー様、そしてこの海域を知り尽くした経験豊富なキャプテンとご一緒させていただきました。
安全な航海はもちろん、この海域特有の気象や季節風の読み方、航路選び、各港の情報など、書ききれないほど多くの知識と経験を学ぶことができました。
約2,000マイルに及ぶ今回の回航は、単なる移動ではなく、自分自身にとっても大きく成長できた貴重な航海でした。
この経験を今後の回航業務に活かし、お客様へより安全で確実なサービスをご提供していきたいと思います。
素晴らしい機会をいただいたオーナー様、キャプテンに心より感謝いたします。



コメント